5月18日 「よさこい特別演舞に寄せる思い」

5月18日(水)「よさこい特別演舞に寄せる思い」

何が何でも今年はよさこいをやらなやきゃと強く思います。

このまま今年もなかったら、よさこいがない高知でいろんな事が整っていくような気がして寂しいです。
もちろん、よさこいなくてもいいんじゃないって考えの方もいらっっしゃるとは思いますが、
やはり、私はよさこい祭りは、元気の源、いえ細胞の中に浸透しているなあと感じます。
踊ってなくても、この祭りがないのは嫌です。(^0^)/

よさこいを通して、知らない方と一緒に何かを作るって、すごく刺激になっていたのだと今あらためて思うのです。
そんな体験がなくなると子供達、大人、年齢を超えたつながりが薄くなっていくような気がします。

とにかく今年やらないと、よさこいの未来はない!と大げさに考えてしまうのです。

ですから、よさこい特別演舞に向けて、「祭三代・IKU!」も準備を進めています。
しかし現実はなかなか厳しい。いつものようには、なかなか踊り子さんが集まりません。
(それは仕方ないです。まだまだ安心と言えない。一度失った安心を取り戻すのは時間がかかりますね。)

また、地方がないと出場できません。特別演舞だったら、地方車なくても出場できるように
してもらえたら、もっと気軽に参加でいるのですが、なかなか厳しいです。
通常地方車は150万〜200万です。その金額は、踊り子の参加費に跳ね返ります。

そこで今年は共同地方での出場が認められました。
私たちは共同地方ということで東京の「ぞっこん町田’98」さんと共同使用する予定です。

今年ばかりは特別演舞だから、競演場のタイムテーブルがあったらチームが動きやすいし、
見にくるお客さまへのある程度の人数制限などもできそうですが、
例年通りの運営です。
どこの会場から回るか、出たとこ勝負です。高知スタイルです。

この際、特別演舞だからできることがあると思うのですが、私たちは遠巻きに祈るばかりです。
高知のよさこい祭りは、たくさんの団体によって運営されていて、それが一つにまとまった
組織委員会的なものはありません。

なかなかいろんな意見がまとまりません。
問い合わせもいくつかの所に問い合わせをしていかなくてはいけない状態です。
この高知方式は、長い歴史の中で、少しずつ家を増築するように、増えてきて今の形となっています。
それは、それぞれの時代を生きた先人の皆さんがこうすれば実現できると
いろんなハードルを乗り越えてできたこの形となっているのです。
それは、いいところもあれば、弊害になっているところもありますが、
それを急激に変えるのは、なかなか難しいことです。

参加する人、この祭に関わる人、それぞれがより良い「よさこい祭り」を目指して
知恵を出しあう場所があればいいなと思います。

しかし、いざとなったら、めんどくさいことには首をつっこみたくない。
私が出て行っても何の解決にもならない。
何とかしたいと思ってもやりようがない。
出てくるのは、諦めや言い訳めいたセリフばかりです。

自分自身も紛れもなく、その一人です。情けない。とても非力です。
思い切った一歩が出ません。手を上げる一歩が出ないのです。
それに私が手を揚げたことで、かき混ぜる結果になることが一番よくないことです。
昔は後先考えずに突っ走ったのに。これが年を重ねたということでしょうか。

何か突破口はないか。事務所でそんなことをツラツラと考えていると、スタジオから
鳴子の音と笑い声が聞こえてきました。

そうだ!まずは踊ろう。
踊れば、何か見えてくる。
今頭で考えていることも踊ったら意外と簡単に解決することもあるかもしれない。

鳴子の音がそんな風に聞こえてきました。
やっぱり鳴子の音ってすごい。
不思議な力があると思います。

みなさん、よさこい特別演舞をどうぞ応援してください。

合掌✴️田村千賀



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